浄土宗鎮西派の良如上人が開基と伝えられる西福寺の庭園。 築庭の年代は定かではないが、延享4(1747)年再建とされる阿弥陀堂に関連深いことから、庭園の作庭もその頃と考えられる。 極楽浄土を表現したとされる書院庭園は、秋の紅葉の美しさが有名。
文化財種別:名勝
〒914-0824
福井県敦賀市原13−7
Tel:0770-22-3926
ホームページ:http://www.saifukuji.jp/
浄土宗鎮西派の良如上人が開基したと伝えられる西福寺の庭園。庭園後背の山の中ほどに窪地があり、花崗岩の巨石が群立し西北方向にはマツが、東北方向にはマツが混生する雑木林が生い茂っている。その所々にはツツジなどの低木とシイノキやヤマモモなどが植えられている。
山容を背景とし山の麓に池を設けている。池は阿弥陀堂の側面に横長に作られ、池中には中島が3島あり、石橋が架けられている。池の西北部には滝石組にかわる大きな自然石が2石あり、水はそれらの上部に積まれた石垣の上を乗っている樋を通して流入している。水分石はみられない。水は池の東北隅から排されている。
築庭の年代は定かではないが、延享4(1747)年再建とされる阿弥陀堂に関連深いことから、庭園もその頃の作庭と考えられる。極楽浄土を表現したとされる書院庭園は、秋の紅葉の美しさが有名である。